2016.10.24
しばらくぶりに足を運んだ実家から異臭がする、ということは珍しくありません。両親が若いころはきちんと掃除をして整えていた環境も、年齢を重ねると掃除などがしづらくなり、手が行き届かなくなりがちなのです。
また、生活への不安からものを溜めてしまうということもありがちで、ゴミ屋敷となってしまうケースもあります。ゴミがたまっていると害虫なども発生しやすくなります。害虫を放っておくと病気を媒介するなどの影響も出てくるので対策が必要です。
ゴミ屋敷化が始まっている実家や、異臭がするときにはその原因をしっかり把握して対応する必要があります。消臭剤など小手先の対策では解決できませんから、ゴミの片づけなどをコツコツ行っていきましょう。
ゴミ屋敷化してしまった実家の片づけはかなりの苦労を伴いますので、まずは実家にある不要なものを捨てることから対策を始めましょう。明らかなごみから捨てていくとご両親の抵抗感も少なくておすすめです。
異臭がするものなど、ご両親にとっても不要だとわかるものから処分をしていきましょう。あなたにとっては不要に見えるものであっても、年配の方は使えそうなものはとっておきたいという気持ちが強いこともあります。
納得いかないうちに強行して捨ててしまうと精神不安定な状況に陥ることも考えられますので、ゴミ屋敷を早く何とかしたいのはやまやまですが、納得がいくまで向き合ってあげるのがポイントです。
ゴミ屋敷を片付けていく過程で害虫が出てくることもあります。原因となるゴミを片付けるのが第一の対策です。異臭がするような場所は害虫も発生しやすいので注意しましょう。立ち会える時間がある場合は、専門業者に害虫駆除を一度依頼すると手軽で確実です。
しかし、一度害虫対策をしたからと言って安心はできません。再び異臭のするものなどがあると虫が酔ってくることもあります。まめに実家の様子を見に行ったり、業者による害虫駆除を行ってください。
2016.10.17
土地を所有している人にかかる税金に、固定資産税があります。それには軽減措置があり、建物が建っていれば本来かかる納税金額からある程度軽減されています。
ここまで空家が増えた理由は、だれも住んでいなくても、節税のためにそのまま放置していようとする人が増えたためです。しかし、まったくだれも寄り付かない実家はいつの間にかゴミ屋敷となって放置されていくことになります。
荒れ放題の実家はゴミ屋敷として周辺にも知れ渡ることになります。家の中はもちろんですが、庭も周囲から投げ込まれたゴミなどでよけいに荒れ放題になる可能性は大きいです。万が一タバコなどを投げられると火災になる可能性もあるので、すぐに手入れをしたほうがいいのです。
放置していると、特別措置法の中の「特定空き家」に指定されるかもしれません。
住み慣れた実家も、子供が独立すれば老夫婦だけになります。その親もなくなると当然その家は主のいない家となります。
売却すれば良いのですが、地方などはなかなか買い手がつかず、かといって更地にすれば税金も増えるから、と放置されやすいのです。その結果、全国各地で廃墟と化した家ができ、中にはゴミ屋敷のまま放置されている物件もあります。
ゴミ屋敷はちょっとしたことで火事や倒壊を起こす危険があり、また異臭騒ぎの原因にもなり、大変危険です。この状態を少しでも解決しようと、現在では危険度の高い放置物件については特別措置法が施行され、税金が満額かかるようになっています。
特別措置法は倒壊やごみによる衛生上の有害など、放置していると危険な空き家(特定空き家)が対象です。家が建っていることによる税金の優遇が効かなくなり、最大6倍の税額負担になる可能性もあります。また、持ち主の自己負担による強制退去なども行われることがあるため、以前のように空き家を放置できなくなりました。
税金が6倍に跳ね上がる危険を放置して、なおかつ近所迷惑となっているゴミ屋敷を放置していて、良いことはありません。
この特別措置法をきっかけに、ゴミ屋敷を片付ける決心をしてみてはいかがでしょうか。忙しくて遠方の実家まで片付けに行けない、という方は、専門業者に依頼し、一から任せてしまう手もあります。
2016.10.10
久しぶりに実家に帰ると何故か段ボールや資源ゴミが処分されず溜まっていたことはありませんか。あなたのご実家がゴミ屋敷に近づきつつある兆候かもしれません。段ボールや資源ゴミはリサイクルができるものです。
これらのリサイクルができるゴミは、普通ゴミや燃えるゴミに比べると収集頻度が多くありません。ただでさえ収集される頻度が少ないのに1度でも出し忘れると大変なことになってしまいます。
ゴミがある状態を通常と認識してしまうと、ゴミがあっても気にならず知らぬ間にどんどんゴミが増えてしまいます。また勿体ないを理由に使えるかもしれないからと段ボール等を保管されている場合もありますが、今現在使用していない段ボールはただのゴミで、紙ダニなどの害虫が発生する可能性もあります。
収納や動線として利用したいスペースをゴミが占領しています。ゴミ屋敷になってしまう前に、溜まっている段ボールは早めに処分して下さい。
では実家がゴミ屋敷にならないために、どのような方法で段ボールを溜めないようにすれば良いのでしょうか。まずは段ボールをゴミと認識する必要があります。
いつか使うかもしれないから保管しておく、そのいつかは訪れません。最悪の場合保管したことも忘れてしまい、ゴミ屋敷へと一歩近づいてしまいます。
もし本当に利用するのであれば、すぐに利用して下さい。後で何に使うか考えよう、と思われた方にとって、その段ボールはゴミで処分する確率が高い物だということを忘れないで下さい。
次の収集日まで日にちがある場合、とりあえず適当な場所に置くのではなく、きちんと決まった場所に置くようにしましょう。色々な場所に散らばったゴミを集めてくるのは大変手間で、集め忘れ処分されない物が出てきます。
そのようなことのないよう、段ボール置き場を決めて下さい。段ボールがちょっとしかないから次は出さなくてもいいやとは思わず、次の収集日には必ず処分して下さい。
実家にお住いの方が収集日を忘れないようにすることが難しい方は、収集日前日又は当日に電話やメールで実家に連絡をされてみてはいかがでしょうか。
ゴミ屋敷は火災のリスクも上がるため危険です。
2016.10.03
日本には、年末に大掃除という習慣がありますので、一年で最低でも一度は職場や自宅などを片づける機会があります。
しかし、せっかく片づけたにも関わらず、油断をすると短期間で物が散乱し、ゴミ屋敷のようになってしまうことも少なくありません。 親の目がある実家暮らしの場合でも、実家の自分の部屋だけがゴミ屋敷のようになってしまうことも。
部屋を片づけるときに陥ってしまいがちなのが、便利器具や収納器具の買い物をしてしまうことです。
買い物をするということは、物が確実に増えるということですので、ごちゃごちゃした部屋にまた物を増やしてしまうことになります。
このような場合は自力でどうにかするよりも、専門家に聞く方が良いでしょう。専門家の意見を忠実に再現すれば、片づけやすい空間を作ることができます。
実家をゴミ屋敷にしないために、まず行うべきことは買い物ではありません。今回は実家を想定して考えたいと思います。
専門家の話では、特に片づけをするときに買い物をしてしまいがちな物は、収納器具です。収納器具については、買い物をして物をしまったは良いものの、それから長い期間開かずの空間になっているということも少なくありません。収納器具は、必要のないものをしまう場所ではありません。現状ある収納器具に入りきらないものは捨てるべきです。必要のないものは捨て、余計な買い物をしないことがゴミ屋敷解消の一歩です。
専門家のアドバイスを聞くと、一度ゴミ屋敷のように散らかってしまった空間を片づける場合、まず気をつけなければならないことは、必要なものの置き場所と安全確保です。片づけの時にはよく物が落ちてきたり、散乱している物を踏みつけ、足をケガする可能性もあります。片づけの際にまず始めることは、物の移動や必要なもとそうでないものを判断できる空間作りから。
もちろん、専門家のアドバイスだけでは片づけられないほどのゴミ屋敷とかした場合は、業者も手配する必要があります。
ゴミ屋敷は、ひどくなるほどそれだけ費用がかさむため、定期的に片づけれなない方は特に、多額の費用が必要になる前に片づけるためのポイントを確認し、不要なものを捨てる習慣からつけていくことが大切です。