2016.09.08 10:35
ゴミ屋敷の清掃と、遺品整理は全く違います。ゴミ屋敷の場合、ほとんどが捨てるものとして処理してゆきますので、ある程度の仕分け作業は必要ありません。
しかし遺品整理の場合には、遺品として保管するものか否かもかかわってきます。
生前であれば捨てることについての躊躇はなくとも、遺族や縁者などが死後に行うときには、処分に困りますし、それなりに粗末に扱えないものも出てきます。ご供養をしてから処分するということにもなるでしょう。
ゴミ屋敷の片づけは、出るごみの量が違いますので、価格としては量に応じて高くなりますが、遺品整理の場合には、小規模であったとしても、割高になりがちです。できれば、生前のうちに、ゴミとして処分できるのが望ましいものです。
高齢者が独居だった場合、生前からゴミ屋敷化してしまうことが少なくありません。テレビで見るようなゴミ屋敷は、家主が少なからず収集癖があるというケースが多くみられます。
収集癖がなかったとしても、体力が低下してくると、片付けも捨てる行為も、ストレスになってきます。なかなか手が回らなくなるものです。
その挙句に、生前から「隠れゴミ屋敷化」してしまい、そういった方が亡くなったときには、遺族や縁者は、ゴミ屋敷としての清掃と遺品整理を同時に行わなければならなくなってしまうのです。清掃と遺品整理を別計算で発注すると、それだけでかなりの金額になってしまいます。できるだけ抑えたい出費ですので、ゴミ屋敷と遺品整理をセットで依頼でき、割引してくれるような業者を探すことが得策です。
ただし、業者の不法投棄といた問題も巷にはあり、それによって依頼者側が迷惑をこうむることも起こっています。信頼できる業者を選ぶことを前提として、さらにお得な業者を探しましょう。