2016.09.21 12:00
断捨離といった言葉が広く認知されるようになってから久しくなります。
「いるもの」「いらないもの」をはっきりと意識付けするすることによって、無駄な買い物が減り、すでに家の中にある「捨てられないもの」を処分するようにもなります。これが生活習慣として身につけば、ゴミ屋敷化させない環境つくりはかなり進みます。
「捨てられない」は女性に多い傾向であったのですが、いま、ゴミ屋敷化させてしまう人の中で、男性の割合も決して少なくはありません。清掃業者へのゴミ屋敷清掃依頼は、むしろ一人住まいの男性のほうが割合として多くなっています。
その背景には、「買い物環境」があるといわれています。「捨てられない」よりも「ゴミが余計に出るような買い物習慣を持っている」ということなのです。
もったいなくて「捨てられない」ことが高じてゴミ屋敷になってしまうのは、女性に多い傾向です。これは買い物の時点で「無駄」か「無駄ではないのか」を考え、いらないものを処分する意識が芽生えるだけで、かなり好転します。
しかし独身男性のゴミ屋敷の場合には、ゴミが出る買い物や、生活習慣をしていることが原因となっていることが多いようです。
例えばコンビニでお弁当を毎日購入すれば、それだけでもゴミが出ます。また、買い物に行かず、手軽なネットショッピングを行うことが習慣になっていると、梱包の段ボールやエアーキャップなど、かさばるものばかりが溜まってしまいます。
独身男性がゴミ屋敷化させてしまう背景には、この「買い物環境」があるのです。できるだけコンビニ弁当生活を行わない、ネットショッピングをしないなどの、環境つくりが重要なポイントになります。
出たゴミは、その場で普通ごみとして出せる大きさにして毎回きちんと捨てたり、段ボールや雑誌などを持ち込めるリサイクルボックスの場所を把握しておくと、かなり解消できる問題です。