2019.05.27 13:20
それは、「もったいない」からと言って物を片付けることができなくなることです。例を挙げれば、子供のころの思い出が詰まった物や、ほとんど使うことはないが、いつか使うことがあるかもしれないので捨てるのがもったいない、といったことにより物を片付けることができなくなり、どんどん物がたまっていき、気づいたときにはゴミ屋敷ができていた、ということがあります。
「思い出のある品だから」「いつか使うものだから」といった当たり前の考え方が、片付けることができない原因なのです。つまり、古来からの日本人特有の「もったいない精神」が、皮肉にもゴミ屋敷を生んでしまっているのです。
もったいないからと言って今までの思い出の品や、いつか使うときが来るだろうといった物を片付けることができずゴミ屋敷が生まれてしまう人のための改善方法が二つあります。
一度、思い切って「今すぐ必要なもの」以外はすっきり捨てることが大切です。こうすることで「もったいないから、もう無駄な買い物はやめよう」と、新たなゴミを生むこともなく、さらに「ものを大切にする心」が生まれます。つまり、ゴミ屋敷の片付けができるだけでなく、ゴミ屋敷の発生も防げます。
子供のころの思い出の品などは自分だけの思い出がこもっているため、片付けてしまうのはもったいないと言ってなかなか片付けることができません。しかし、その思い出の品の写真を撮れば、写真は残るので思い出は失われません。どうしても捨てられないような品ならば、そのような思い出の品をまとめて飾るような場所を作ると効果的です。どちらにも共通しますが、とにかく「もったいない精神」を捨てることがゴミ屋敷を解決する一番の方法です。