2021.07.09 20:00
実家に帰るといつの間にか物が増えていて、親を説得してもなかなか納得せずにどんどんゴミ屋敷になっていく、という悩みはないでしょうか。このような悩みは、多くの子供が抱えている深刻な問題として最近注目を集めています。これに関しては、物を捨てることを勿体無いと考えている世代ゆえの考え方の違いに理由があるというケースもあれば、子供が巣立って広くなってしまった寂しさを埋めるためという場合もあります。
子供がいなくなって広く感じるようになった家を埋めるために、どんどん物を増やしたことによってゴミ屋敷になってしまったというものです。いずれの場合も親御さんなりの理由がある上、物を捨てるという考えや気力が衰えてきているため、どんなに子供が説得しても改善することが難しいとされています。ですが、そのまま放置していると健康被害や怪我などのリスクが高まってしまいます。放火や近隣住民とのトラブルに発展してしまうという危険性もあるので、子供の立場としては早急に解決したい問題であるのも確かです。
ではどのようにして親を説得して実家のゴミ屋敷状態を改善していくのか、を考えなくてはなりません。しかし、子供だけで親を説得しようとしても、ついつい厳しい口調や言葉になってしまいます。親も心情的に子供に従うということが難しいため、なかなか改善しにくい部分があります。特に他人よりも遠慮なくものが言えるからこそ、感情的になりやすく、説得しても通用しないということが多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、説得をする際に第三者を挟む方法です。親子だけだと主張のぶつけ合いとなり、遠慮がなくなってしまうのですが、第三者を挟んで話を進めてみるとスムーズに進むことが多いです。お互いを冷静に見てくれる存在がいると言うのは、非常に大きなポイントとなっています。
たとえば、実家に関してよく知っている人を挟んで話し合いをすると、互いの心情を汲み取ってもらいやすいです。何より、ゴミ屋敷になっているという事実を第三者に指摘されるだけでも親御さんの心象が大きく変わることでしょう。また、冷静な意見が聞けるからこそ親子が歩み寄りやすい部分も見つけやすいので、ゴミ屋敷化が再発するのを防ぎやすくなります。