2015.05.20 19:00
一般的にゴミ部屋となってしまうのは、片付けが苦手な人であると考えられがちです。確かにそのような原因もあるのですが、そもそも全員が最初から片付け嫌いであったわけではありません。彼らに共通する特徴の一つとして、家具の選び方が挙げられます。
掃除もろくにされていないゴミ部屋の家具は、背の低いものが好んで使われる傾向が強いです。部屋が広く見えるという利点があるのですが、一方で座ったまま物が簡単に取れてしまうという特徴も兼ね揃えてしまっています。ゴミ部屋となるのは、片付けをしないことが原因ではなく、座ったままでも簡単に物の出し入れができてしまう家具が原因である可能性を考えてみてください。
簡単に物が取れるという特徴は、簡単に元の位置へ戻すこともできるという意味でもあります。そうなると後で仕舞おうという考えが生まれがちで、結果的に後回しする癖や、床に多少の物があっても気にしない習慣を作るのです。
いざ、ゴミ部屋を解消しようとしても、家具をまるごと買い替えるのは経済的ではありませんね。かといって片付けだけをしようとしても面倒臭くて中途半端に終わったり、時間が経てばまたゴミ部屋が復活していまいます。背が低いという特徴は変えようがありませんが、配置を変えることは簡単です。
片付けの前に家具の位置を変えてみましょう。ゴミ部屋のインテリアに見られる特徴は、意外かもしれませんが機能的な配置をしていることです。わざわざ片付けをしなくても家具やアイテムが近く、座ったままで物に手が届くのです。この特徴を解消して、わざと立ち上がらなければ物が取れないような配置にします。
室内の四隅に分散して置くのが一番簡単な方法です。新しく収納用の家具を増やそうとするのもこのような人に特徴として見られますが、おすすめしません。今あるスペースで工夫することが大切です。
最初は面倒臭くて小物を手元に集めておきたくなりますが、ぐっと我慢してきちんと定位置へ戻すようにしましょう。
定期的にまとめて片付けるのは気が進みませんが、一つずつ使ってすぐに定位置へ戻すようにすれば、サッと仕舞えて散らかりません。これだけでゴミ部屋の再発は防げます。