2020.04.02 10:15
ゴミ屋敷の内部は天井に届かんばかりの大量のゴミで埋め尽くされており、ホコリや食べ物の汚れ、湿気などの影響でしみやカビなど内装が汚れているケースが目立ちます。
仮に内装が汚れていなくてもゴミ屋敷ならではの悪臭が壁紙などに残ってしまい、片付けをした後でも悪臭を放つことがあります。内装を本格的にリフォームするためには100万円以上の費用がかかることも珍しくないため、できるだけ費用を抑えたいと思うのであれば壁紙や床などの内装に影響を与える前にゴミ屋敷を片付ける必要があるでしょう。
あまりにゴミが多い場合は素人だけでゴミ屋敷の片づけをするのは困難であるため、専門の業者に依頼をしてゴミの撤去を目指すと良いでしょう。
内装が汚れるほどのゴミ屋敷であればそこで生活する住民の健康への悪影響が懸念されます。ホコリやカビなどハウスダストの影響で肺や鼻、喉などの呼吸器系統のトラブルに発展したり、ダニやゴキブリといった害虫によるアレルギーなどの症状が起こりやすい環境です。
また、ゴミ屋敷の内装だけに留まらず屋外に悪臭が放たれたり、害虫の繁殖なども考えられるため大変不衛生です。ゴミ屋敷だけで被害が留まればよいですが、たいていは近隣の住宅へも何らかの影響を与えており、放火や失火などの危険とも常に隣り合わせであるため気が抜けません。
内装が見えないほどのゴミ屋敷に住んでいる人は心の悩みであったり、何らかの病気で苦しんでいることが考えられるためクリニックを受診させたり早めに業者を呼んでゴミ屋敷内部、外部の片づけを行うなど、費用を惜しまずにできることから行っていくのがおすすめです。
費用を惜しんでゴミ屋敷の状況が悪化してからよりも、散らかり具合が軽い状態で対策をスタートしたほうが費用の総額を節約することにつながります。