2018.02.26 14:00
「断捨離」や「ミニマリスト」というキーワードがよく登場するようになった近頃では、「モノが少ない=快適」という図式が一般的となってきました。しかし、現実には「モノを処分する」ことができずに、「モノを減らせない」結果「モノにあふれた部屋に暮らしている」という人が多いのです。
部屋の中一杯にモノがあふれた状態、物が入る隙間のない押し入れやクローゼットを見るたびに、「ゴミ屋敷」というキーワードすら浮かんでくるという人すらいらっしゃるかもしれません。不要なモノに見切りをつけて処分し、快適な生活空間を手に入れるにはどうすればよいのでしょうか?
この記事では、これでゴミ屋敷寸前状態から脱出するための、片づけに必要な「不要物の見極め方」についての基準を5つご紹介させていただきます。
家の中がゴミ屋敷化してしまう大きな原因は、モノを処分する決心ができないことにあります。しかし一度手放す痛みを味わわなければ、物を増やさない生活習慣を身に着けることはできないのです。
片付けの極意は、まず必要なものとそうでないものの見極めを持つことです。絶対生活に必要なものをまずはピックアップしましょう。たとえば、預金通帳や印鑑、貴金属類といった貴重品は絶対に捨てられないモノの筆頭です。次に日常生活に最低限必要なツール、冷蔵庫などの家電も捨てるわけにはいきません。
家の中のどの部屋からモノを追い出すかを考えましょう。優先順位を決めることができたら、まず最優先する部屋からモノをすべて出します。それから絶対に必要なものを戻します。
そもそも片付かなくなる理由とは、部屋における物の量の許容量をオーバーしていることにあります。絶対に必要なものだけを置いた状態になったら、今度はその部屋に関係するものだけをアイテム数を絞って置くようにします。
例えばバスルームなら、シンクの下には入浴と洗濯に関係するものだけを置くといったようにします。その部屋に関係なく置かれていたものは、ほぼすべて不要物です。
そもそも片付かなくなる理由とは、部屋における物の量の許容量をオーバーしていることにあります。絶対に必要なものだけを置いた状態になったら、今度はその部屋に関係するものだけをアイテム数を絞って置くようにします。
例えばバスルームなら、シンクの下には入浴と洗濯に関係するものだけを置くといったようにします。その部屋に関係なく置かれていたものは、ほぼすべて不要物です。
先に挙げた5つの基準は、よく考えてみればどれも当たり前のことばかり、そしてすべて自分や家族の生活空間を快適に保つために必要なことです。
一度に解決する必要はなく、例えば一か月に一つの基準に当てはまるものを順に片付けてみてください。これでわずか半年後には家の中は見違えるように整理整頓されています。
早急にゴミ屋敷状態を脱出して、自分とご家族のために快適な空間をもう一度取り戻してみてください。
2018.01.28 08:50
家がゴミ屋敷化すると不衛生や悪臭といったデメリットがありますが、深刻な問題として、害虫の発生が挙げられます。害虫の成長は著しく、少しの放置でもあっという間に数が増えていきます。家がゴミ屋敷化してしまった際には、合わせて害虫の駆除方法についても理解しておきましょう。
ゴミ屋敷に発生する害虫といえば、代表的なのがゴキブリやハエなどでしょう。他にも、ノミやアリを始め、あらゆる害虫がゴミ屋敷に住み着いてしまいます。こうした虫は暗い場所を好む性質があるため、ゴミの陰に卵を産み、どんどん繁殖してしまう恐れがあります。
ゴキブリやハエは短期間で大量発生するのが特徴です。ゴキブリは10日に1回ほどのペースで卵を産み、ハエも約1週間のペースで産卵から成虫になるサイクルを繰り返すといいます。繁殖しやすい環境にあるゴミ屋敷の場合、気づいたらとんでもない数の害虫が発生していた、というケースは少なくありません。当然ながら、ゴミ屋敷状態になっている期間が長ければ、その分害虫も数え切れないほどの数に繁殖している可能性は高いでしょう。
害虫駆除は、一般的な家であれば、殺虫剤を使って対処することもできます。部屋全体に対策したいなら、燻煙式の殺虫剤を撒き、部屋の隅にいる虫まで一斉に退治してしまうのが良いでしょう。しかし、ゴミ屋敷となると別です。
ゴミが大量に積まれた状態になっているところにこうした殺虫剤を使用すると、隙間に隠れていたゴキブリなどが一斉に逃げ出して、大変なことになってしまいます。もちろん、窓を開けるのは近所迷惑になるので禁物です。また、殺虫剤は基本的に卵には効かないため、せっかく撒いてもまた新たに大量発生してしまう可能性もあるでしょう。
害虫駆除をするなら、まずは部屋をきちんと片付ける必要があります。殺虫剤が使えないから、というのはもちろんですが、いくら駆除をしても、ゴミ屋敷が改善されない限り害虫は発生し続けるからです。根本から解決しなければ、この問題は意味がありません。
不用品回収業者では、ゴミ屋敷の片付けと一緒に害虫駆除まで一緒に行っているところもあります。ゴミの片付けも害虫の駆除も、大掛かりになってくると自分一人で対策するのは難しいものです。もし、自分だけではどうしようもない状態にまでいってしまったら、不用品回収業者に相談し、まとめて依頼してみましょう。
2017.12.26 19:20
害虫の中でも大量発生しやすいのが、ゴキブリやハエ、ウジ虫などでしょう。一般的な家庭にもいるゴキブリやハエですが、その繁殖力の高さから、ゴミ屋敷ではとてつもない数にまで増えてしまっていることも少なくありません。
では、ハエの幼虫であるウジ虫がどうやって湧くのかをご存知でしょうか。もちろん、何もないところから自然に発生するわけではありません。ウジ虫が発生するのは、主に生ごみの中です。ハエは生ごみや腐敗物が好物なので、そこに卵を産み付けます。ハエが産卵してから卵がふ化し、ウジ虫から成虫になるまでのスピードは早く、その間たったの1週間。しかも一度に100個程度の卵を産むため、あっという間に大量発生してしまいます。
ゴミ屋敷の場合、ゴミを捨てず家に放置したままのケースも多いでしょう。当然ながら、生ごみなどがゴミ袋に入ったまま放置されていれば、そこから害虫が発生します。食べ終わった食器をそのままにしておくのも、三角コーナーに捨てた生ごみを放置するのも、害虫にとっては格好の餌食です。食べた後の物を放置しがちな方は注意しましょう。
当然ながら、虫が湧かないようにするには、何よりもごみや食器などを早く片付けることです。食べ終わった後の食器はすぐに洗う、ゴミが溜まったら必ず毎週決まった曜日に捨てる。こういった習慣を付けることが、虫が湧くのを防ぐ一番の方法です。
とはいえ、ゴミ屋敷になるまで放置してしまう方の場合、そうした習慣がなかなか身につけられないケースも多いでしょう。一度放置してしまったら手が付けられなくなってしまい、どうにもできない状態にまで発展してしまう……そうなったら、自分一人で悩んでいても解決できません。
もし、一人で解決できないほどゴミ屋敷の状態が悪化してしまったら、不用品回収業者に相談してみましょう。家の中に溜まった不用品を一斉に回収してくれるのはもちろん、害虫駆除まで一緒にやってくれるところもあります。
ゴミ屋敷に溜まった生ごみを放置すれば、害虫は増えていく一方です。1日でも早く家を片付けて、害虫との生活から脱却しましょう。
2017.11.30 17:05
ごみ屋敷は、単にだらしない性格の人がごみを溜めてしまっただけ、と考える方も多いかもしれません。しかし、じつはそこには心の病気が大きく関係している可能性もあります。
ごみ屋敷は、精神的に不安定な状態が続くことで起こってしまう可能性もあります。たとえば、以下にあげるような心理的な病気や障害が起因しているかもしれません。
・うつ病
・人格障害
・精神分裂病
・神経症
・ADHD
・認知症
こうした心理的な疾患は、体に大きな異変がないために、自分がその症状を患っていることに気づかないケースもありえます。近年、うつ病の患者は増加の一途をたどっていますが、それでも20%程度の人はきちんとした診察を受けていないと言われています。つまり、自分では障害を持っていないと思っていても、その症状を患っており、それがごみ屋敷の原因となっている可能性もあるのです。
ADHD(多動性障害)は、一般的に子どもに見られる症状と言われますが、最近では大人のADHDという言葉も聞かれるようになりました。こうした症状も、ごみ屋敷を作ってしまう障害の一つと考えられています。
何らかの心理的な病気が原因でごみ屋敷になっている場合には、まず自覚症状を持つことが大事でしょう。自分が物を片付けられない状況に置かれているということできちんと理解することで、今後の対策も考える余裕が生まれてくるはずです。
もし、うつ病や精神分裂病などの病気に苦しんでいる場合には、病院に行って診察を受けた方が良いでしょう。精神科に行って薬などを処方してもらうことで、症状の改善も見込めます。心にゆとりができれば、部屋を片付けることにも少しずつ前向きになれるかもしれません。
こうした症状を持っている可能性があり、ごみ屋敷に悩む人が覚えておきたいのは、一人で抱え込んではいけないということ。精神的につらいという状況で人に頼らず自分だけでなんとかしようとすると、なかなか前に進むことができません。病院に行くのはもちろんですが、症状が改善されたからといって、ごみ屋敷をすぐに解消するのは難しいもの。そういった時には、不用品回収業者へ依頼してみましょう。
家具や家電、いらなくなった古い小物類なども、不用品回収業者なら一挙に片付けてくれます。自分一人ではどうすることもできない状況に陥ると、気分も滅入ってしまうもの。そうすると心理的な病気もますます悪化してしまう可能性もあります。自身の症状を改善させつつ、身の回りは業者に依頼して家ごとキレイにしてもらうことで、心も環境もスッキリと整理できるようになるかもしれません。
2017.10.27 15:45
家がゴミ屋敷になってしまうのは、その人の心理状態も大きく関係していると言われています。どういった方がゴミを溜めやすいのか、その心理と対策方法について紹介しましょう。
ゴミをどんどん溜め込んでしまう心理状態として、以下3つがあげられます。
1. 疲労の蓄積
仕事や地域の人間関係など何らかのストレスがたまって、私生活が後回しになってしまうケースがあります。自分を犠牲にしてでも頼まれ事をしっかりこなそうと頑張ってしまう方ほど状態が悪化しやすく、積極的なサポートを必要とします。
2. 捨てることへの脅迫概念
戦後の物質難を経験した高齢者は「ないこと」の恐ろしさを経験している分、捨てることへの恐怖感を抱きがちです。しまいこんだことを忘れて新しいものを買ってきた場合でも処分することは難しく、どんどん物が溜まっていきます。
家族や社会から孤立した寂しさを紛らわせるためにゴミ屋敷となってしまった例では、ひとりぼっちになることに対する恐怖も一因です。物を処分すると同時に不安を軽減する対処をとり、心理的な問題の解決を図ります。
3. 判断力・決断力の低下
物を捨てる、という決断をするだけでもエネルギ—を必要とするもので、判断力が鈍った状態だとストレスに感じるケースがあります。捨てていいのか考えているうちに疲れてしまって、明日にまわす。これが蓄積された状態として物があふれた環境ができます。
背景にある原因によって検討したい対策が変わってくるため、一筋縄では進みません。ストレスが蓄積して物があふれた状態なら、カウンセリングを受ける、転職も視野に入れて働き方をコントロールするなどの対策が必要です。
人間関係のストレスにしても同様で、負担に感じている近所付き合いやトラブルから一定期間遠ざけることも検討しましょう。捨てることへの脅迫概念がある場合、経済的な支援や家族の定期的な面談などを考えます。物品整理によって生活面についての不安を軽減できるもいて、思い切った対策に踏み切ることが新しい人生をスタートするきっかけになりえることを理解しましょう。
ゴミ屋敷を作ってしまった老親を説得しようとしても、歩み寄りが難しいケースがあります。家族ほど近い間柄では老親も意固地になって、不安に感じている心理を表現できない問題が生じるためです。
ゴミ屋敷清掃業者など第三者を挟むことでお互いが歩み寄り、円満解決できることがあります。家族には話しができない心理的葛藤を理解しつつ整理を進めることで家の中がスッキリ片付き、安心して生活できる環境が理想です。心理面に関する悩み・葛藤をご家族に共有、汚部屋を繰り返さない対策に関するアドバイスもしてくれる業者を探してみるのはいかがでしょうか。