2015.03.27 19:45
ゴミ屋敷の問題は社会問題になっていくほど深刻です。ゴミ屋敷にしていくことでゴミが家からあふれるほどになっていることもありますし、そこから悪臭が発生するということにもなります。さらに、ねずみとかゴキブリや、野良猫などの住処になることもありますし、これが原因で悪臭がひどくなるケースもあります。
この場合自治体で問題にしても、本人が片付ける意識がなかったり逆ギレするケースが多く、問題がなかなか解決にいたらないというケースもあります。さらにゴミ屋敷があることで、まったく赤の他人がその家にゴミを捨ててしまうというケースも起こります。一種のゴミ捨て場状態になるというのも問題です。
近所の人が市役所などになんとか片付けを依頼しても勝手にゴミ駆除ができないし、片付けもできないということで問題がなかなか解決できないのです。夏場はとくに悪臭がひどくなるので、健康のためにも本人に夜早期の対処が必要です。
ゴミやものが増えすぎて困るのは、ゴミ屋敷の住人だけではありません。放置することで腐敗する生もののせいで、悪臭あるいはカビなどが発生するケースも少なくないのです。また、今はまだ悪臭が酷くないとしても、野良犬や野良猫、ネズミなどを呼び寄せていずれ近所中に悪臭を漂わせてしまう可能性も考えましょう。悪い環境に身をさらしていると、身体的な健康だけではなく健全な心を維持することも困難です。ゴミ屋敷になる前に、何より病気にならないように、意識して片付けを習慣化するべきです。
とはいえ、今までできなかったことが突然できるようになる人はそうそういませんね。一気に片付けてしまうより、日常生活での意識の持ち方から変えてみてはいかがでしょうか。一つ買ったら、一つ捨てるという考え方はおすすめです。服を一着買ったら一着古いものを捨てる、お弁当を買ったら、お弁当のゴミを捨てる。この意識だけでものの総数が増えることを防げます。
また、あとでまとめてやろうと考えるよりも使ってすぐに片付けてしまった方が抵抗感なく片付けられます。無理に一度に片付けるより、まずは総数を増やさないことを癖づけてみましょう。